工務店はYouTubeや動画をどう集客につなげるか【参考事例付き】

2020年7月6日工務店/ハウスメーカー

工務店YouTube

通信環境やデバイスの進化に伴いスマホで動画を視聴することも一般的になり、情報収集のツールとしてYouTubeが利用されるケースも増加しています。ここ数年で一般ユーザーからビジネスまで動画コンテンツが自然に利用されるようになりました。

住宅業界においては「映像」はイメージPVやお客様インタビューで活用されていました。しかしこれが「動画」になってどう変わったのでしょうか。またYouTubeとはどう付き合っていけばよいのでしょうか。

この記事では参考になるYouTubeや動画の事例を紹介しながら、工務店や住宅会社の集客やブランディングへどのように活用していくのかについて検討していきます。


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工務店の参考になるYouTubeチャンネル

動画やYouTubeを活用する方法のひとつとして「YouTubeチャンネルを育てる」方向性があります。YouTubeチャンネルで価値のあるコンテンツを継続的に提供することで登録者というファンを蓄積していくものです。YouTubeの評価が登録者数や再生回数でされることが多いのでイメージしやすいのではないでしょうか。

「ユーザーにとって価値のある」とはおもしろい・役に立つ・癒やされる・興奮する・勉強になる・暇つぶしになるなどさまざまですが、今のところ住宅業界では「役に立つ」や「勉強になる」が主なものになります。いくつか参考になるチャンネルを紹介します。

ラクジュ建築と不動産

現在工務店関連のYouTubeチャンネルでは最も強いと思われる「ラクジュ建築と不動産」の動画は、工務店や注文住宅に関することをYouTubeで検索するとほとんどのキーワードで表示されます。

チャンネルには累計150本以上の動画が投稿されており、どれも数万〜数十万回の再生数を獲得しています。他の住宅系YouTubeチャンネルと積極的にコラボや交流を行うなど住宅業界YouTubeのハブのような立ち位置となっています。

ラクジュ建築と不動産」では家と不動産で失敗しないためのコンテンツを発信し続けており、「住宅業界の闇シリーズ」など住宅購入検討者なら気になるコンテンツが充実しています。正直で嘘をつかなさそうなキャラクターも相まって5万人以上のチャンネル登録者を獲得しています。

姫路の工務店クオホーム 注文住宅


姫路の工務店クオホーム 注文住宅」は過去500本以上という信じられない量の動画を投稿しています。動画のクオリティも高く、住宅会社が話すのには不都合に思えるような内容も正直に教えてくれるという点で熱い支持を得ています。

このチャンネルで投稿されるほとんどの動画が公開数日で1〜3万回再生されています。さらに過去の人気動画は累計で30万回以上も再生されていることがわかります。

姫路の工務店クオホーム 注文住宅_2

YouTubeのアルゴリズム上、よいコンテンツは積極的にレコメンド(おすすめ)され継続的に視聴を獲得します。YouTube上の動画はフロー情報でもありストック情報(資産)にもなり得ます。「視聴者にしっかりみられて高評価やコメントがされるような動画」を積み上げることで長い期間再生され続けます。

げげ(一級建築士事務所げげ)

一級建築士事務所げげの代表金谷尚大さんによるYouTubeチャンネル「げげ」は約1年間40本の動画で3.5万登録者を獲得しています。これだけ少ない本数で登録者を獲得するためには、ユーザーがどのような動画を求めているのか?を研究しなければなりません。

動画を見たユーザーからの質問やコメントも多く行われ、それらに返信するなどユーザーとコミュニケーションをとっているのも多くの人気チャンネルに共通する点です。

すまい倶楽部はやく帰りたくなる家

すまい倶楽部はやく帰りたくなる家

すまい倶楽部はやく帰りたくなる家」は福島県いわき市にあるメーカーです。YouTubeチャンネルでは実例紹介や間取り解説に加えて露天風呂のDIYなど幅広いコンテンツを発信しています。

こちらの建築実例動画は実際の建物を案内する動画になっています。再生回数として約70万回カウントされているのでおそらくYouTube広告としても配信しているのでしょう。一般的に工務店は商圏が限られているのでYouTube広告を実施するのにそこまで大きな予算を必要としません。施工事例用に撮影したカメラマンが撮ったような写真にはユーザーも飽きているので、実際の建物の動画をYouTube広告のクリエイティブとして配信するのも非常におすすめです。

関連記事:YouTube広告にかかる費用と外注した際の料金相場を解説する

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HAPINICE代表 林拓未

愛知の工務店HAPINICEの代表が運営する「HAPINICE代表 林拓未」は2020年4月に開設された比較的新しいチャンネルです。YouTubeの基本的なフォーマットに沿っていて内容もユーザーの役に立つものなので今後も伸びていきそうです。

現時点でうまくいっている住宅業界YouTubeチャンネルのパターンとして多いのは、社長やスタッフの顔出しによる家づくりのポイントや注意点の解説となっています。ここのハードルが高いと感じられる方も多いと思いますので、インタビュー(対談)形式や人物なしの座組など他業界を参考に考えてみてもいいかもしれません。

住宅会社のYouTubeチャンネル以外の動画活用

もちろんFacebookやインスタグラムでも動画は使われていましたが、最近「動画をビジネスに活用する」というと「YouTube(チャンネル)」になることが多いでしょう。YouTubeと聞くと「チャンネル登録者数が○○万人」「○○万回再生」というのが成功の指標に感じる人がいるかもしれません。

しかし他のSNSと同じようにフォロワー数はひとつの指標に過ぎず、どこを目標にするのかはその会社やアカウントによって異なります。ビジネス観点で言えば、「1万人に見られたが1件も反響もない動画」よりも「10回再生されて1件の問い合わせがある動画」のほうが価値があるわけです。

見てほしい人に適切なタイミングで見てもらえるに、ホームページやチラシへの掲載、他のSNSやメルマガでの発信、YouTube検索への対応など届け方を工夫することが重要です。

例えば「お客様の声」は昔から動画が活用されることの多いコンテンツです。

なにかを購入したり決断する際に第三者のおすすめは非常に強力で、手書きアンケートや動画などリアルになればばるほど効果的です。インタビュー動画はYouTube内でのおすすめや関連動画に対しては弱いことが予想されるので、ホームページ内からしっかり導線を引いてあげることが重要です。

住宅検討においては実際の建物を確認できる見学会や内覧会は欠かせませんが、ユーザーが「実際に行くのは面倒」と感じていることも事実です。これらを解決するのがオンライン上での動画による見学会です。

建物を実際に歩いている視点で撮影しながら音声やテキストで解説していくというのが、これまでのCMのような映像と大きく異なる点です。動画であれば好きな時間に好きなペースで見ることができるので、「見学会に行くほどではないな」といった見込み客とのホームページ閲覧と見学会訪問の中間くらいの接点を作ることが可能になります。

ウィングホームの「家建て」ちゃんねる」の見学会動画では案内する人物のキャラを立てる工夫がされています。

社長や営業担当など出演者のキャラクターを設定することで、長い時間の視聴に耐えられたり記憶にも残りやすくなる効果も期待できます。

今回の新型コロナウイルスによる外出自粛期間中にネットに力を入れた工務店も多いと思いますが、そのなかでもインスタライブを活用した工務店が目立ちました。

関連記事:【事例】インスタグラムで人気の工務店アカウントを勝手に解説してみた

生放送・編集なしの映像は会社の雰囲気やスタッフに人柄が最も伝わりやすくなります。インスタライブのアーカイブをインスタグラムだけではなくYouTubeにそのままアップするだけでも必要な人に見てもらえるかもしれません。

結局動画でなにがしたいのか?

YouTube運用は再生回数を増やしチャンネル登録者を増やすことが唯一の正解ではありません。もちろん登録者数が増えることはよいことなのですが、今回紹介したYouTubeチャンネルのように1万以上の登録者を目指すとそれなりの工数(と運)を覚悟しなければなりません。

どんな動画を作るのか?どのくらいのペースで更新するか?は動画の目的や期待する効果によって決まります。

  • 新しく自社を知ってもって問い合わせがほしい
  • 検討中の方に自社の魅力をより伝えて比較に勝ちたい
  • ユーザーとコミュニケーションを深めたい
  • YouTubeの再生回数を増やして広告収益を得たい

魅力的な動画は適切なタイミングで適切な人に届けることによって大きな力を発揮します。1万人の登録者数を目指すのか、成約率を上げたいのか、反響を獲得したいのか、によって動画の内容も本数も変わってくるはずです。よさそうな会社の動画をただ真似するのではなく、自社が動画によって得たい効果を明らかにしてから取り掛かることが欠かせません。


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Posted by kaizuka