Webマーケティングを外注するならフリーランスの副業マーケター一択
現在でも企業規模の大小に限らず、web周りの仕事の一部は外注しているという企業が大半ではないでしょうか。ホームページの管理やネット広告などすべてを内製化している企業は多くありません。
新たな認知獲得や顧客獲得に向けwebマーケティングを活用していきたいと考える企業は日に日に増加していますが、「業者に依頼すると金額が高く投資できるお金が捻出できない」という悩みはどこの会社でも同じです。
特にそのような会社には、企業に勤めながらも副業として仕事を請ける副業マーケターが非常にお得です。最近の副業・兼業の流れでwebマーケティングやデジタルマーケティングを仕事にしている人たちは一気に副業を開始しています。企業や業者に依頼するよりも安く比較的クオリティが高い副業マーケターについて紹介します。
webマーケティングは外注に向いている
フリーランスで仕事を外注するといえば、これまでデザイナーやエンジニアが中心でした。最近ではこれらに限らず、ライターやディレクター、PRや広報、営業まで幅広い業務で外注化が進んでいます。webマーケティングやデジタルマーケティングといった分野もフリーランスや副業に向いている職種ですがそれにはどういった理由があるのでしょうか。
業務を分解しやすい
業務を外注するためには業務の範囲と責任を明確にする必要があります。webマーケティングの仕事には複数の人間が関わることも多くありますが、担当範囲を明確にしやすい仕事でもあります。
- 全体像や戦略を考える人
- Google広告を運用する人
- SNSアカウントを運用する人
- バナーやクリエイティブを作る人
依頼する際にも「すべてをいい感じにお願いしたい!」ではなくどの部分を依頼したいのかをまず考える必要があります。そもそもなにをやればいいのか/なにから考えればいいのかわからない場合には全体の戦略の策定や相談から始める必要があります。
時間と場所を拘束する必要がない
工場の流れ作業のような仕事であれば誰がやったとしても投入するものとアウトプットがほぼ一定になります。よってアウトプットを管理したければ投入するコスト(時間)を管理すればいいのです。一方でマーケティングや戦略は同じ時間をかけてもそれぞれの人によって結果が大きく異なります。「○○時間以上やって」という時間を管理することにあまり意味がないのです。100時間かけて100の成果物を生み出すよりも、50の時間で120の成果物を出してくれたほうがどう考えても嬉しいですよね。
またサッカー選手はグラウンドに行かないと仕事ができませんが、マーケティングを扱う人は全員が出社しなければ仕事が進まないという成約もありません。出社義務のないリモートで働けることも外注が進む職種である理由のひとつです。
専門知識をアップデートし続ける必要がある
ITやデジタルの領域は変化が早いと言われるように、webマーケティングにおける最適解はユーザーのニーズや行動の変化、デバイスの移り変わり、GoogleやFacebookといったプラットフォームの変化によって常に発生しています。
webマーケティングというものがそもそも範囲が広すぎて、サイト制作や広告運用、SEO(検索)、SNS、YouTubeなどの動画とすべてを完全に理解して高いレベルで実行するということは現実的ではありません。
専門分野を作りながらも世の中に対応して変化し続けることが必要になっています。例えばインスタグラムアカウント運用を専門にしている人も、それだけやっていたら5年後に仕事があるのかはわかりません。
関連記事:中小企業がWeb事業部を丸ごとアウトソーシングしたほうがいい理由
仕事は少なく副業のマーケターは余っている
世間では副業を検討する労働者は増加し、政府も副業や兼業を後押ししています。厚生労働省のモデル就業規則では副業を推奨する方向に変更されています。
厚生労働省では、「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日 働き方改革実現会議決定) を踏まえ、副業・兼業の普及促進を図っています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html
そのような状況のなかで副業を検討する人は増え続けていますが、企業の対応が遅れています。マーケティング人材は副業市場にどんどん入ってきますが、企業が発注する仕事はそこまでのペースで増加していません。
副業を探しているユーザーと仕事を発注したい企業をマッチングさせる各プラットフォームをみてみると、副業で仕事を受けたいワーカーのほうが圧倒的に多くなっているのです。プラットフォームの担当者に聞いてみても、圧倒的にワーカーのほうが多く、足りないのは仕事となっています。
ものやサービスの価格はマーケットでの需要と供給で決まるので、仕事が少なくサービス供給(副業したい人)が多ければ金額は下がることになります。今後外注化がより一般的になると、価格は上昇します。副業人材や外注を活用できる企業が少ないからこそ、現在これができると非常にお得なのです。
時給3,000円程度で優秀なマーケターが雇える
それではマーケティング関連の仕事は実際にどれくらいの金額で外注が可能なのでしょうか。もちろん業務範囲や職能レベルによって金額は変わりますので、まずはマーケティング職のランクを大まかに把握します。今回はマーケターのキャリアについてわかりやすく書かれた名著『マーケティングの仕事と年収のリアル』を参考にします。
マーケティング職の上位は経営そのものであったりCMOと呼ばれるブランド・マーケティング全体の責任を担うものになります。経営そのものに関わるものですのでこのあたりを副業で依頼することはあまり多くありません。
副業マーケターや兼業マーケターの中心はステージ2とステージ3になります。「広告運用を依頼したい」とか「インスタを運用してほしい」のような業務内容で時給2,500円程度からでも外注が可能です。
ステージ4になると「どうやって事業を伸ばすか?」「どういうブランド戦略を立てるか」のようなもう一段上の概念となり、副業・兼業マーケターでの時給は4,000円〜程度が相場です。弊社のマーケティングサポートやコンサルティングもこのステージ4のレベルで支援させていただくことが多くなっています。ステージ4を中心にステージ3〜5でお悩みのある中小企業様はフォームよりご相談ください。
「時給3,000円なんて高すぎる!」と感じる方もいるかもしれませんが、ほとんどのケースであなたの会社のたいして仕事をしてない社員にも時給3,000円程度は支払われているので、フリーランスや副業人材に支払う時給3,000円は高くないです。むしろ安いです。
関連記事:フリーランスマーケターの時給3,000円は高いのか?
今後副業マーケターへの発注企業は増加するか?
現在は受注したいフリーランス/副業人材に対して発注する企業や案件が少ないため、企業は割安で依頼をすることが可能です。果たして今後はこの分野での副業はどのようになっていくのでしょうか。大きな視点でみると、副業人材もより増加し、彼らに依頼する企業も増加するのはほぼ明らかです。
正社員採用は減少する
正社員採用は一度採用すると解雇をすることができず、終身雇用を保証しなければならないことも経営的に大きなリスクです。大企業も終身雇用の限界を明言したり黒字リストラを実行するなど正社員という固定費を削減することに力を入れています。
社員を減らしても仕事が減るわけではないので、仕事を外部業者かフリーランスなどに依頼することになるのが自然です。解雇規制の緩和と時代の流れが相まって社外に仕事を発注するという行動は確実に拡大します。
関連記事:Web担当者なんて採用しないで外注やフリーランスを使うべき理由
コストは削減したい
経営的には無駄なコストはかけたくありません。景気や売上の変化に合わせて人件費などのコストも調整したいものです。売上が減ったら社員は減らしたいですが、正社員ではそういうこともできません。
一方で人がいれば売上を伸ばせるのに採用ができない(時間がかかる)といったことも機会損失になります。テクノロジーやコミュニティの進化によって、必要なものが必要なときに手に入る、必要なくなったらリリースできるというのが人材の領域でも起こるのではないでしょうか。
副業マーケターに業務を外注できるサービス
webマーケティング業務を副業・兼業のマーケターに依頼しようと思った際に一番オーソドックスなのはフリーランスや副業のプラットフォームを活用することです。
クラウドワークス・ランサーズ
発注したい企業と仕事を受けたい個人をマッチングさせるクラウドソーシングの大手でどんな種類の仕事にも対応しています。(クラウドワークス,ランサーズ)これらのサービスの特徴として、比較的単純作業が多く上流工程の仕事は少なめになっています。webマーケティング業務周辺をみてみると良質な案件は少ないため、仕事内容と報酬が適正であれば10〜20程度の応募は簡単に集まりそうです。
一般の募集には優秀な人材の応募が少ないのですが、サービスの行っているスカウトサービスを活用することで、特定スキルや経験をもったワーカーに対してダイレクトでアプローチすることも可能です。
シューマツワーカー
サービス名はシューマツワーカーですが週末に限ったものではありません。主に兼業人材をメインに集めており、週に10〜20時間程度稼働できる副業人材が豊富です。副業人材としての登録者は毎月1,000人ほど増加しておりそのうちの20〜30%がマーケティング職とのことですので、毎月200〜300名の新しいマーケターが登録していることになります。
明らかに副業人材に対して発注する企業や案件の数が圧倒的に不足しています。企業はここで発注すれば優秀なマーケティング人材を3,000円/h程度でみつけることは簡単です。
シューマツワーカー | エンジニア・デザイナーの副業・複業案件紹介
KAIKOKU
KAIKOKUはデジタルマーケティングに特化したパラレルワーク(=兼業)人材のプラットフォームです。登録者数はデジタルマーケティング人材のみで4,000人を超えています。運営会社である株式会社BLAMがデジタルマーケティング支援を行っていたということもあり、企業とワーカーのマッチング力は高そうです。
【企業様向け】マーケティング人材・デザイナーの副業・採用サポート ~カイコクしなさい~ | KAIKOKU(カイコク)
Workship
株式会社GIGの運営する複業マッチングプラットフォームです。発注企業と受注者は直接契約となり、プラットフォームの報酬中抜きがないという特徴があります。マーケティング職系の仕事の登録は数十件とあまり多くないので、登録しておけば意外と優秀な人材からの応募があるかもしれません。
Workship(ワークシップ) | フリーランス・複業・パラレルワークをはじめるための求人サイト
SOKUDAN
SOKUDANも手数料なしの業務委託マッチングプラットフォームです。まだ案件数が多くなく、ワーカーのほうが多いという状況は他サービスと同じでしょう。ただどれくらいのワーカーの登録があるかはわかりません。
SOKUDAN(ソクダン)「最速」業務委託マッチングサービス
Wantedly
定義としては副業・兼業マッチングではありませんがWantedlyもおすすめです。新卒や中途といった正社員採用以外にも副業や契約、委託での募集も可能で、20〜30代を中心に各職種の優秀層における登録ユーザー数は最大規模です。運用に手間がかかるといったデメリットがありますが、中長期的な募集を行うのであれば有力な選択肢です。
採用担当者の方へ – Wantedly Adminで共感採用をはじめよう
KAIZUKAではフリーランス人材の活用とマネジメントによって高品質なマーケティング支援を提供しています。フリーランスの選定やマネジメントに不安がある企業様は一度ご相談ください。
【無料】中小企業のWebマーケティングならご相談ください
KAIZUKAではマーケティング予算月100万円以下の中小企業に特化したWebマーケティングのコンサルティングと実行支援を行っております。戦略策定から実際の運用業務まで一貫したご支援が可能です。
業務委託を活用した組織体制とお客様別の個別プランニングにより、一般的な代理店の約1/2の費用でサービスを提供することが可能です。
初回の打ち合わせとお見積もりは無料で実施していますので、お困りのことがあれば下記よりご予約ください。
↓この記事を読んだ人にはこちらもおすすめ↓