工務店にSEO対策が必要ない理由を誰でもわかるように解説する

2020年7月15日工務店/ハウスメーカー

工務店にSEO必要ない

工務店と消費者の接点が紙からネットに変化していることは、ネットに適応できている工務店であれば当然感じることだと思います。紙の時代により多くの問い合わせを獲得したいなら、単純にSUUMOのプランを上げたりポスティングの数を増やせばある程度は達成ができました。しかしネットがメインの時代においては、広告をやればいいのか、SUUMOネットなどの媒体を増やせばいいのか、SNSをやればいいのか、YouTubeなのか、選択肢が多いことによって逆に何から手を付け優先すべきなのかといった判断が難しくなっているのも事実です。

ネットでの集客といえば検索(SEO)と有料の広告(主にGoogle広告やYahoo!プロモーション広告等)が中心の期間が長かったこともあり、現在でも「集客といえばまずはSEOでしょ?」のように考える人も多いかもしれません。

この記事では、工務店に提案されるSEO対策の90%は無価値であること、ほとんどのSEO対策にはお金を払う価値がないことについて解説します。もちろんSEO対策のすべてが必要ないというわけではありません。どういうSEOや検索への対応が必要でどこにお金や労力といったコストをかけていくべきなのかを一緒に考えていきましょう。


中小企業の効率的なwebマーケティングならご相談ください。

KAIZUKAでは中小規模の事業者様をメインにデジタル/webマーケティング全般のサポートを行っております。戦略やプランニングといったレイヤーから実際の運用まで対応可能です。よいwebマーケティング会社がいないとお困りの方はぜひKAIZUKAまでご相談ください。

SEOによって検索で上位表示するメリット

Googleなどの検索エンジンに最適化していく行為はSEOやSEO対策と呼ばれます。SEOとは検索行為や検索結果に対しての対応・対策のことであって、特定のキーワード検索における順位を上げるというのはそのなかのひとつに過ぎません。そもそもなぜ上位表示を目指すのでしょうか?検索において上位に表示されることでどのような意味があるのでしょうか?

見込み顧客との接点をつくる

住宅会社と消費者の接点のメインは住宅展示場や雑誌、フリーペーパー、ポスティングでした。地域によって差はあるものの、これらはどんどんネットに移行しています。ひとくちにネットといっても情報とユーザーの接点は多様で、そのなかでもGoogle検索は特に大きなものです。わざわざ検索をするユーザーは情報を積極的に取得したい人です。そういったユーザーの検索に対して自社が価値を提供できるのであれば、しっかりと上位表示をさせて接点をつくっていく必要があります。

ブランドに貢献

検索の上位に表示されることで見込み顧客との接点がつくれるという直接的なメリット以外にも、ブランド力を高めるといった効果が見込めます。検索の上位に表示されているからいい会社という保証はまったくないのですが、そのような印象を与えることは可能です。地域名と「工務店」「ハウスメーカー」のようなキーワードで検索をした際に上位数社に表示されることは、ユーザーに対して「ここも有力な会社なのかな?」と感じてもらう効果はあるでしょう。

ただそれにどれだけの効果があるのかは誰にもわかりません。正しく指摘ができていない代理店やSEO対策企業にも責任があるのですが、社長の見栄や自己満足のために事業に効果のないSEOを行っている工務店も多く存在しているのも事実です。本質的には「なぜ上位表示させるのか?」「上位表示させることで具体的にどのような効果が見込めるのか?」を考えられていないSEOのほとんどに効果はありません。

よくある意味のないSEO対策

実際には住宅業界に限らず、対策業者から提供されているSEOのほとんどに意味や金額に応じた効果が見込めるのかは疑問です。ここでは住宅会社や工務店のSEOでよく行われている意味のない対策について少し説明します。

「「◯◯市 注文住宅」で1ページ目に表示させましょう」

地元に密着した工務店は施工エリアや商圏が限られているので「○○市」などの地域ワードを絡めていきましょうというのはわかります。「「◯◯市 注文住宅」や「◯◯市 工務店」で検索1ページ目を狙いましょう」には意味があるのでしょうか?

Googleであるキーワードが実際に毎月どれくらい検索されているかは、Googleのキーワードプランナーで調べることが可能です。試しにいくつか「地域名+工務店/注文住宅」でどれくらいの回数検索されているのかを調査してみました。

  • つくば市 工務店:70回/月
  • 静岡市 工務店 :140回/月
  • 新潟市 注文住宅:50回/月
  • 青森市 注文住宅:50回/月

これは1日にされる回数ではなく1ヶ月間でされる検索の回数です。例えば「つくば市 工務店」は月間に約70回ほどしか検索がされません。「新潟市 注文住宅」は月間50回です。これらの検索結果の1ページ目に自社サイトが表示されたからといって一体どれだけのユーザー流入が獲得できるのでしょうか。

また1ページ目といっても検索1位と10位ではまったく話が変わります。仮に月間検索回数100回のキーワードで1位をとれば、そのキーワードから月間50くらいの流入は獲得できるかもしれません。一方で10位だった場合にはほぼ流入は皆無でしょう。これが実際に工務店に提供され対価として毎月何万円も何十万円も発生している「1ページ目に表示させて費用が発生する」SEOの実態です。

外部リンクで上位表示させます

特定キーワードでの上位表示を目的としたSEOは基本的におすすめしないのですが、やむを得ず利用しなければいけない事情もあるかもしれません。その場合にはどうやって上位表示をさせるのかをSEO業者に確認してください。そのなかで被リンクやバックリンクをどうにかこうにか・・・みたいな話が出てきたら依頼を避けたほうが賢明かもしれません。

人為的・作為的な被リンクに効果がないことやむしろペナルティなどのリスクのほうが大きいことから企業サイトでとるべき手法でないことは周知の事実です。「被リンクで上位表示させます!」というSEO業者は、「単純にSEOに対しての知識がない」または「クライアントに正しい情報を伝えずリスクを負わせる悪意がある会社」のどちらかですので、いずれにしても関わらないことをおすすめします。

ブログ・記事を追加すればアクセスが増加します

被リンクの対策で上位表示をさせることが可能だった時代もありましたが、近年ではまったくそうではありません。被リンクに効果がないといった流れから、SEO業者が「記事(コンテンツ)を増やしましょう」という提案をするようになりました。ユーザーが検索しているキーワードで上位表示できるコンテンツ(ページやブログ記事)を書けばアクセスが獲得できるというのは理解できます。

もちろんその手法であればある程度のアクセス数は獲得できるのですが、忘れてはいけないのは、最終的な目的はアクセスや流入数を増加させることではなく見込み顧客との接点を作り問い合わせを獲得するということです。ターゲットでないユーザー(地域がまったく異なる等)のアクセスにほとんど意味はありませんし、流入を獲得するために品質の低い記事を作成すると読まれれば読まれるほど会社のブランドに傷が付くことにもなります。

参考:工務店がブログで集客したいならこれを書け【事例あり】

工務店はSEOとどう付き合うか

意味のないSEOやとるべきでない手法について説明してきました。それではいったい工務店や住宅会社はSEOをどう考えどのような対策を行う必要があるのでしょうか。

特定のキーワードではなく検索全体を意識する

「○○市 工務店」のような特定のキーワードを狙って対策をすることは検索ボリュームが小さすぎて効率が悪い(=効果がない)ということはご説明しました。他方で「○○県 家」のような大きいキーワードには見込み顧客以外が多く含まれているので、こちらも難易度の割に効果が見込めません。

工務店の検索における理想は、広いキーワードの検索結果に自社の情報が登場することです。ここで重要なことは表示されるものは自社ホームページに限らないということです。検索結果にはポータルサイトも表示されますしインタビューも表示されます。Googleマップも表示されますしYouTubeも表示されます。

検索はなにかを知りたいユーザーが行うものであって、それに対して自社ホームページだけで答える必要はありません。取材やインタビュー、記事広告も効果的ですし、ポータルサイト出稿の意味も再考するべきです。

まともなサイトなら自然にあがる

特定キーワードでの上位表示の可否や難易度はサイト設計の時点でほとんどが決まっています。最初の設計がしっかりしたサイトは勝手に順位がついていきますので、あとから多大な費用をかけてまでSEOの対策を行う必要がありません。最低限のタイトルタグやhタグ、ディスクリプションが設定されていればその他の作業をする必要はありません。

そこまでしなければ上位表示できないのは、戦略やサイトの方向性が間違っているかGoogleやユーザーから見て上位表示させる価値がないかのどちらかです。「このキーワードで上位表示したい」と思いつきで施策を行うのではなく、SEOは全体の戦略とセットで考えなければなりません。

検索(SEO)を捨てても大丈夫

「費用やその他コストをかけてまでSEOの対策はしない」という判断でもまったく問題ありません。認知獲得の手段としてインスタでもYouTubeでも紹介でもポータルサイトでも得意なところを選択すればよいだけです。すべてに力を入れるのではなく、自社の得意なところにリソースを注力するのが戦略です。貴社が大手ハウスメーカーで人材も財源も無限にあるならば広告をやってSNSやってブログ書いてポスティングして展示場に出展すればいいのかもしれません。

もちろん自社名やブランド名を検索した際の検索結果には気をつけるべきですが、無理に新規の流入を目的とした施策はしなくても大丈夫です。中途半端に始めても、上位に表示もされない誰も読まないコンテンツを生み出すだけです。「このブログ時間かけて書いているんだろうけど誰も読んでないな・・・」と思うことが多々あるのですが、せっかく時間をかけるのであれば効果の見込める施策から優先して行いたいものです。

工務店のSEOについてまとめる

10年20年前のインターネットってSNSもスマホもなく、パーソナライズもレコメンドもされない、ブラウザとホームページ(webサイト)があっただけなんですね。なのでネットで集客するというと、「なんとかして検索の上位に表示させてアクセスを稼ぐこと」ばかりが語られていたのかもしれません。

2020年の現在でも検索という行為は残っていますが、検索は検索エンジン以外に拡大し、検索エンジンでもプレーヤーが著しく増加しました。全個人と全企業がwebサイトやメディアを持つようになった上に、お金のある大企業もお金のない零細企業も同じ土俵で戦わなければなりません。果たして「ユーザーが検索する問い合わせにつながるキーワードで上位表示させる」といった大企業と同じ戦略をとるべきなのでしょうか。

特に特定キーワードでの上位表示をするだけのSEOに何十万円も支払っている場合にはすぐにご相談いただいたほうがよさそうです。工務店だけでも全国十数社のマーケティング支援を行っておりますので、webマーケティングやSEOに関する疑問点などがあればフォームより送信いただければ回答させていただきます。


工務店・住宅会社の効率的なwebマーケティングならご相談ください。

KAIZUKAではさまざまな業種のデジタルマーケティング支援をしておりますが、なかでも小〜中規模工務店のWebマーケティングに関しては実績が豊富です。 広告費予算としては月額20〜50万円程度の規模をメインに、Webサイト(ホームページ)・広告・コンテンツなど工務店集客に関するデジタル・Web周りを総合的にサポートします。

Web施策の導入や依頼先の切り替え、効果のシミュレーション等のご相談は初回無料で対応しておりますので、下記フォームよりご連絡ください。

↓この記事を読んだ人にはこちらもおすすめ↓

2020年7月15日工務店/ハウスメーカー

Posted by kaizuka