マーケティングを最短で理解するためにクライアントにおすすめしている厳選書籍

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普段読んでいるネットや雑誌の記事や会話のなかでマーケティング関連の話題が出てくるとその場の雰囲気に合わせてやり過ごしてしますことはないでしょうか。マーケティングについて個人的に定義がされていたり、体系的に学んでいるという人は非常に稀です。マーケティングについて議論するための前提となる知識に乖離がありすぎると、言葉の認識が異なっていたりイメージが共有できないため、無駄な議論やすれ違った会話が発生する原因となってしまいます。

クライアントやパートナーにマーケティング関連のおすすめの書籍を聞かれた際によく回答している本を紹介しています。今までマーケティングやブランドを知ったフリをしてごまかしていた方はこの機会に一度本でまとめて吸収してしまうのがいいのではないでしょうか。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

マーケティング初学者に必ず読んでほしい一冊。著者の森岡氏は世界で最もマーケティングに力を入れる企業P&Gで長年成果を出し続け、退職後にはUSJにマーケティング思考を持ち込み倒産の危機からV字回復させた立役者。

その森岡氏がマーケティングの考え方を広めるために一般のビジネスマンや大学生でも理解できるレベルで書いた本で、マーケティングの全体像を掴むのに最適。本気で10回読んでほしい。

デジタル時代の基礎知識『ブランディング』

マーケティングに欠かせないブランディングを一番理解できる本。マーケティングとブランディングは同じものだとも言えるし、マーケティングのなかの最重要要素でもあるので欠かせない。ブランドというと高級とかそういうイメージになりがちなんだけど、カップヌードルでもコカ・コーラでもブランド戦略は重要なように価格に関わらずすべてのビジネスで必要なことを理解してほしい。

売れるもマーケ当たるもマーケ―マーケティング22の法則

原著はアル・ライズ、ジャック・トラウトによって書かれ、日本語翻訳は1994年に発売されているが増刷され続けるマーケティングの名著。元LINEで元ZOZOの田端さんがよく推薦していることでも有名な本。

タイトルや文章の書き方からはやや軽い印象を受けるが、内容は深いマーケティング論。マーケティングには絶対の法則があってそれを22にまとめて紹介するというのが本書の内容。最初に読むよりもマーケティングとブランディングの全体像を掴んでから読んだほうが楽しめる。

デジタルマーケティングの実務ガイド

著者は複数の事業会社でデジタルマーケティングを担当。事業会社がどうやってデジタルマーケティングの戦略を立てて、代理店や外注業者と付き合っていくのかを解説した本。カスタマージャーニーの立て方から施策のSOW、ファネル別の戦略やそれらの評価まで網羅しており、実務に役立たせることを目的とした実用的な一冊。事業会社だけではなく代理店や支援会社でマーケティングを提供する人にとっても、事業会社の考え方や仕組みが学べるのでおすすめ。

グロービスMBAマーケティング

マーケティングの教科書的な内容なので勉強が好きだった人にはおすすめ。ポジショニング、コミュニケーション戦略、ブランド戦略、マーケティングリサーチといったマーケティング理論の基礎から応用まで学べる。マーケティング論やブランディング論マーケティングの基本をもれなく記述してあるので最初の1冊にしてもいいかもしれない。

まとめ

未知の分野の知識を効率的に吸収するためには、関連する書籍を何冊かまとめて読むことであるとよく言われます。マーケティング関連の書籍だけでも無数に存在しており、どの本を読めばいいのかという判断は非常に困難です。そんなときにはこの記事やAmazonの評価、書評などを参考に検討してみてください。

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Posted by kaizuka